細い首すじをのけぞらした。浮きあがった鎖骨《さこつ》のあたりのホクロが目を射る。まっ白な肌に、一点の黒い宝石のようだった。
鮫島は荒々しく女の長い髪を払って、乱暴に口を吸った。女は激しくそれに応《こた》える。鮫島はしゃにむに女の歯を舌でこじあけた。
女も両手で鮫島の髪をつかみ、激しくその柔らかい舌をからませてくる。
「オレが関東|鬼心会《きしんかい》の鮫島と知って近づいてきたのか!」
女は答えず、鮫島の唇をむさぼる。
「答えろ! おまえは何者なんだ!」
細い首すじをのけぞらした。浮きあがった鎖骨《さこつ》のあたりのホクロが目を射る。まっ白な肌に、一点の黒い宝石のようだった。
鮫島は荒々しく女の長い髪を払って、乱暴に口を吸った。女は激しくそれに応《こた》える。鮫島はしゃにむに女の歯を舌でこじあけた。
女も両手で鮫島の髪をつかみ、激しくその柔らかい舌をからませてくる。
「オレが関東|鬼心会《きしんかい》の鮫島と知って近づいてきたのか!」
女は答えず、鮫島の唇をむさぼる。
「答えろ! おまえは何者なんだ!」